幼少期の時に多くの方は、お芋掘りに行った時の楽しい思い出は一生記憶に残っているのではないでしょうか。うれしい思い出。感動した記憶。人生の一コマの記憶に残るコト。長い人生の一コマの深くかかわり、「心を動かし、感動させる」。そんな仕事を、私はしたいです。私は幼少期を市原市で過ごし、君津学園の木更津中央高等学校、清和大学にて「真心教育」という教育理念のもと卒業しました。 私は、この「真心教育」の一貫した思いに感銘を受け、私の人生観・仕事観のベースを築いた学生時代でありました。その後、農業を中心に仕事をしていた頃、私は、平成22年頃より独学で福祉事業に強い興味を持ち勉強を始め、「理想の老人ホームとは何か」をテーマに模索してきました。そのテーマが未完成のまま、平成24年度に市原市より広域型特別養護老人ホーム（ユニット型80床）の公募に参画しましたが、介護保険事業そのものが未経験と、多くの選定委員の方々に私の想いを伝えきることが出来なかったということもあり、選定されることはありませんでした。

…人の心を動かし、感動させる。その理想を胸に、またテーマの模索を続けながら福祉事業を行いたいという想いが捨てきれず、平成25年に株式会社 和心（わしん）を設立し、翌年の平成26年2月より皆さまから沢山のご理解とご協力のもと、君津市にてサービス付き高齢者向け住宅（18床）を開業させることができました。開業時、あるスタッフに「福祉事業を始めるにあたって何を守れば良い？」と尋ねたところ、即答で「職員を守る事ですかね」と言われたことがありました。たったその一言に大きく心が動いたことを、今でも鮮明に覚えています。それ以来、福祉事業の心得は「職員を守ること」と心に決めています。今では信頼できる仲間も沢山できました。そんな仲間たちや関係各位の皆さまと、平成27年度の市原市の広域型特別養護老人ホーム（ユニット型100床）の公募に前回より強い気持ちとで参画し、社会福祉法人の創設と特別養護老人ホームの施設開所が現実にできたことは誇りに思います。まだまだ未完成の「理想の老人ホーム」のテーマですが、永遠のテーマにもなりそうです。しかし、「仲間たちと共に成長する」ということが理想の福祉事業に、より良く近づくのではないかと思っているところです。